季節の変わり目で朝晩が寒くなったと思えば――
札幌市では9月28日のように、日中に25℃を超える夏日となることも。
さすがにこの寒暖差に北海道民は?
「ちょっとノドの調子が悪いと思う日は増えていると思います。食欲は夏場があって、今は胃がもたれている感じはします」
「夏物しまったんですけど、また薄い物を出してきたり。年代もあるのかもしれないけど、お腹の調子が悪かったり日々ありますね」(いずれも街の人)
このように体調不良を訴える人も。

これに内科の医師は――
「気温の上がり下がりが激しくなって気圧の変化で自律神経の乱れることから症状が出る。それが秋バテと言われています」(さっぽろ白石内科 消化器クリニック 高橋祥医師)
「秋バテ」??
夏の暑さで体がだるい、食欲がないなどの「夏バテ」はよく耳にするが、果たしてこの「秋バテ」とは?
「疲れやすい、食欲がなくなる、お腹を壊す人が多いです。9月に入ってから増えました」(高橋医師)

人によって様々な症状を引き起こすというこの秋バテ。どのように予防すればいいのだろうか。
「日照時間が落ちたことで自律神経が乱れるので、自分から外に出て日光に当たる、冷えを戻す、身体を温めるとか。夏場はシャワーで終わらせていたと思うので、ぬるいお湯で長めに土日だけでもお湯につかってリラックスするのがいいと思います」(高橋医師)

さらにこのような手軽にできるマッサージも、秋バテ予防に効果があるという。
「『労宮』という不眠や心の疲れに効くツボ(指を曲げて中指の先が当たるくらいの場所)。10秒くらい押してゆっくり離す。3回くらい」

「内関は胃腸の自律神経の乱れの時に効くツボ」(いずれも高橋医師)
体調を崩しやすい季節の変わり目。小さな工夫が秋を心地よく過ごすカギになりそうだ。
