29日、鹿児島市の中学校でこれから受験に挑む中学3年生に、志望校に合格した現役の高校生がノートの取り方や心構えなどをアドバイスしました。

甲南高校の生徒
「一番大切だと思うのは訂正ノートを作ることで、二度と同じ問題を間違えることがないようにした」

このイベントはこれから受験に挑む中学3年生に年齢の近い、現役の高校1、2年生からアドバイスしてもらおうと、甲南中学校が初めて企画したもので、甲南中学校の卒業生を含む甲南高校の9人の生徒が中学校を訪れました。

はじめに代表の生徒2人が受験期にどのような勉強をしていたかや受験に挑む心構えなどについて話しました。

甲南高校の生徒
「これから先、不安や心配に心揺さぶられることもあるでしょう。それを一つ一つ乗り越えた先には確かな成長と自信が待っています。この経験こそが受験勉強を乗り越えて、あなたをより強くし、未来へとつながっていくでしょう」

グループに分かれた個別の相談タイムでは身近な先輩から話を聞ける貴重な機会とあって、中学3年生からはいろんな質問が飛び交います。

中学生
「勉強中によく疲れてすぐに休んじゃうが、どうやったら集中できますか?」

高校生
「あまりにも集中が途切れる時は15分くらい仮眠をしたら、もう一回頑張ろうと思えるから、短い時間で自分がリラックスできる事を探してみるといい」

中学生
「土日はどのくらいの時間勉強していましたか?」

高校生
「(午前)8時半にはもう塾にいて、(午後)10時くらいまで」

中学生たちは高校生のリアルな声に真剣に耳を傾け、受験への気持ちを高めているようでした。

中学生
「こういう機会はあまりないのですごくいい機会になった。高校生の方々が言っていたことも実践して、目標とする高校に行けるように頑張りたい」
「英単語の勉強で『毎日続けると覚えやすくなる』と言っていたので実践しようと思った」

鹿児島県内の公立高校の一般入試は2026年3月の4日と5日で、志望校合格に向かって勉強は続きます。

鹿児島テレビ
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