本格的な渡り鳥シーズンを前に、鳥インフルエンザなどへの対応について確認する会議が29日、出水市で開かれました。

この会議は本格的な渡り鳥シーズンを前にした今の時期に、鳥インフルエンザをはじめとした家畜伝染病への対応を確認するため、毎年実施されているものです。

29日、出水市役所で開かれた会議には、行政や農協など14の機関から43人が参加。

出水市では2021年以降、市内の養鶏場から毎年、高病原性の鳥インフルエンザが確認されていて、2024シーズンも1件の農場で約11万羽が殺処分されています。

そうした中、県の職員が鳥インフルエンザ発生の可能性が高いとして、具体的に警戒を呼びかけたのは…

県北薩家畜保健衛生所・藤岡舞 防疫課長
「(鳥インフルエンザが)一回発生した農場は再発の危険が高いと、国のまとめで言われている」

また、豚やイノシシに感染すると高い確率で死に至る豚熱は、隣の宮崎県で野生のイノシシから18例の観戦が確認され、県内でも警戒が高まっています。

出水市・椎木伸一市長
「いよいよ鳥インフルエンザの季節と感じている。関係機関と足並みを揃えながら、できるだけ早め早めの対応を取っていきたいと考えております」

鹿児島テレビ
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