最近よく耳にするモバイルバッテリーの火災。
29日は「正しい捨て方」を考えます。
モバイルバッテリーの中でも最近急増しているのが、リチウムイオン電池による火災です。
「熱のこもりやすい場所での使用」や「膨らみ、変形している」など、これらの中からひとつでも当てはまると発火の危険性があるということです。
そして、もうひとつ注意したいのが「捨て方」です。
28日、神奈川・川崎市のJリーグの試合会場では、環境省と川崎市環境局による、リチウムイオン電池を使ったモバイルバッテリーの回収や啓発活動が行われました。
来場者たちに話を聞いてみると、「(Q.川崎市のモバイルバッテリーの捨て方は?)知らないです」「(Q.モバイルバッテリーで危険を感じたことは?)夏とかに使っていると熱くなって、大丈夫かな?と思ったことがある」「危ないとは分かっていても、どこで処分をすれば良いのかが分からない」などの声が上がりました。
街の声に、市の廃棄物政策担当の石坂勇二さんは、「市民の理解というか、認識が浸透してないところが課題」と話します。
では、川崎市の「捨て方」を見てみます。
製品から取り出したリチウムイオン電池とモバイルバッテリー本体について、“持ち込み”で回収を行っています。
持ち込み先は二つ。
一つ目は、家電量販店などにある回収ボックス。
もう一つは川崎市内の事業所です。
しかし、無理な取り外しは発火の可能性も。
川崎市では「リチウムイオン電池入り」と書いたメモを貼れば市が回収してくれるということです。
モバイルバッテリーによる火災を減らすためにも、お住まいの自治体ごとに決められた廃棄方法を確認しましょう。