スポーツの秋を迎える中、静岡市では28日、さまざまな障がいを持つ人たちが同じスポーツを一緒に楽しむイベントが開かれ、大勢の参加者が体を動かしながら交流を深めました。
2025年で61回目を迎えた静岡市身体障害者スポーツ大会には、目や耳が不自由な障がい者などおよそ50人が参加しました。
これはアキュラシ―と呼ばれる競技で、円盤状のディスクを丸い枠のゴールに何枚通過させたかで得点を競います。
また丸い枠ではなく、かごをめがけてディスクを投げるディスクゴルフなど、参加者は年代や性別、それに障がいの有無に関係なく楽しめるあわせて6つの競技を体験しました。
高校生「せ~の!おお!!すごい!」
視覚障がい者「点数入った?」
高校生「入りました!」
28日は静岡市内の中学校や高校に通う生徒たちもボランティアとして参加し、機材の操作や参加者の誘導はもちろん、実際に競技に参加して障がい者との交流を深めていました。
高校生「耳の聞こえない人もいるんですけど、楽しく話ができたことがすごくうれしい」
高校生「障がいを持っているとできないこともあると思うが、できたという経験を一緒に楽しいと思えるのが次に生かせるかなと」
参加者「みんなのを見ているのも楽しい。自分がやるのも楽しいけどみんなのが入るのも楽しい」
大会を主催した団体の担当者は「障がいのある人もない人も、お互いの理解を深めるきっかけになれば」と話していました。