北アルプス燕岳で登山中の男性が滑落して、ヘリコプターで救助されましたが、その後、死亡が確認されました。

28日午前8時半ごろ、通りがかかりの登山者から「滑落した人がいる」と110番通報がありました。

警察によりますと、男性は28日、2人パーティで中房温泉登山口から入山し、登山中に滑落しました。

長野県警ヘリが出動し、急斜面で倒れている男性を発見、午後1時ごろ、救助して、松本市内の病院に搬送しましたが、その後、死亡が確認されました。

警察によりますと、男性は第3ベンチ付近(標高約1950メートル)の登山道から約80メートル滑落したとみられるということです。

警察が状況を調べるとともに、身元の確認を進めています。

北アルプスではこのところ遭難が相次いでいます。22日には槍ヶ岳の北鎌尾根で男性の遺体が見つかり、香川県高松市の33歳男性の死亡が確認されました。24日には北穂高岳で滑落したとみられる愛知県稲沢市の65歳の会社役員の男性が死亡しました。また、26日には、鹿島槍ヶ岳周辺で遭難した長野市の会社員の47歳男性の死亡が確認されました。

長野放送
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