武士たちのこだわりが詰まった刀や鎧を集めた企画展が福井市で開かれています。
 
企画展では、福井藩主・越前松平家で使われていた室町から江戸時代の刀やよろいなど15点が展示されています。
 
南北朝時代に作られた刀は、元々は長さ80センチほどでしたが、室町時代に10センチほど短く「リサイズ」しました。これは室町時代以降の戦が、これまでの馬に乗って戦うスタイルから徒歩での集団戦に変わったためで、太刀を短くすることが増えました。
 
また、魚の鱗模様が特徴のよろいやかぶとは、江戸時代中期のものです。当時は泰平の世でしたが華やかなデザインのよろいを着ることで、武士としての威厳を保ち人望を集めようとしていました。
 
企画展は10月6日まで福井市立郷土歴史博物館で開かれています。

福井テレビ
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