熊本市教育委員会は、自身が勤務する学校で女子生徒を抱きしめキスをしたとして、熊本市立中学校の男の教諭を懲戒免職処分とした。男の教諭は「相談を受ける中で、自分が救わなければと思った」と話しているという。
女子生徒は「キスをされて嫌だった」
9月26日付で懲戒免職処分となったのは、熊本市立中学校で学年主任を務めていた43歳の男の教諭。

熊本市教育委員会によると、男の教諭は2025年7月に自身が勤務する学校内の廊下で、他の生徒がいない時間帯に女子生徒を抱きしめて、突然キスをしたという。

女子生徒から話を聞いた他の生徒が、学校に相談したことで発覚。男の教諭は行為を認め、「相談を受ける中で『自分が救わなければ』という気持ちになった。女子生徒に好意を持っていた」と話しているという。

一方、女子生徒は「キスをされて嫌だった」と保護者を通じてコメントしている。熊本市教委によると、7月に学校が保護者の了解を得て警察に相談したという。
女子生徒を抱きしめ謹慎処分を受けるも
熊本市教育委員会は、免職の場合は通常、本人の氏名などを公表しているが、被害生徒の特定につながる恐れがあるとして、今回は非公表とした。

また、男の教諭は2024年度の3学期から2025年5月までに、この女子生徒に対し計5回、抱きしめる行為を行っていたことも発覚。

2025年6月に、校長から6日間の謹慎処分を受けていましたが、今回の事案が発生。「冷静に考えられなかった」と話しているという。
(テレビ熊本)