熊本県立大学の黒田忠広理事長は、9月22日に熊本県庁で会見を開き、認可されれば全国でも初となる『半導体学部』の開設を目指すと明らかにした。2027年4月の開設を目指している。

1学年定員60人で大学全体の定員は変えず

9月22日に熊本県庁で会見を開いた半導体研究の第一人者で熊本県立大学の黒田忠広理事長は「熊本県立大学は半導体学部を新設することを決めました。新しい人材を育成するには、従来の枠を超えた教育システムが求められている。それが私たちが目指す半導体学部です」と述べた。

この記事の画像(5枚)

認可されれば全国でも初となる『半導体学部』の開設を目指すとした上で「半導体を使い社会課題を解決できる人材を育成したい」と話した。

新たな学部は1学年・定員60人で、現在ある総合管理学部の定員を減らすことで、全体の定員は変えない方針だ。

サイエンスパークの一翼担うことに期待

また、熊本市東区の月出キャンパスに、研究に必要な新しい学部棟を建設する予定で、設計などの予算を熊本県が今県議会に追加提案する予定だ。

木村知事は「半導体学部が優秀な人材、そして新たなプロジェクトの受け皿となることで、サイエンスパークの一翼を担うと期待している」と述べた。

熊本県立大学は2025年度中に文部科学省に認可申請を行い、2027年4月の開設を目指している。

(テレビ熊本)

テレビ熊本
テレビ熊本

熊本の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。