熊本市教育委員会は、自身が勤務する学校で女子生徒を抱きしめキスをしたとして、
熊本市立中学校の男の教諭を懲戒免職処分としました。男の教諭は「相談を受ける中で自分が救わなければと思った」と話しているということです。

【熊本市の会見】
「申し訳ありません」

26日付で懲戒免職処分となったのは、熊本市立中学校で学年主任を務めていた43歳の男の教諭です。熊本市教育委員会によりますと、男の教諭はことし7月、自身が勤務する学校内の廊下で、他の生徒がいない時間帯に女子生徒を抱きしめて突然キスをしたということです。

女子生徒から話を聞いた他の生徒が学校に相談したことで発覚。男の教諭は行為を認め、「相談を受ける中で〈自分が救わなければ〉という気持ちになった。女子生徒に好意を持っていた」と話しているということです。

一方、女子生徒は「キスをされて嫌だった」と保護者を通じてコメントしています。
市教委によりますと、7月に学校が保護者の了解を得て警察に相談したということです。

熊本市教育委員会は、免職の場合は通常、本人の氏名などを公表していますが、
被害生徒の特定につながる恐れがあるとして今回は非公表としました。
また、男の教諭は昨年度の3学期からことし5月までにこの女子生徒に対し、合わせて5回、抱きしめる行為を行っていたことも発覚。

ことし6月に、校長から6日間の謹慎処分を受けていましたが、今回の事案が発生。
「冷静に考えられなかった」と話しているということです。

テレビ熊本
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