真っすぐ天に向かって開く真っ赤な花。
秋の訪れを知らせてくれるヒガンバナです。

埼玉・日高市の「巾着田曼珠沙華公園」では、約500万本のヒガンバナが咲き始め見頃を迎えていました。

訪れた人は「すばらしいと思って、彼岸花」「(1歳の娘も彼岸花を)見てました。不思議なんじゃないですか、いつもと違うから」「すごくキレイでビックリしました。また来てみたいです、良い所だから」と話しました。

ヒガンバナが咲き誇る園内。
花に目を向け、多くの人が行き交う様子が見られました。

クモ形のリュックを背負ったワンちゃん。
その中には、保冷剤が入っていました。

飼い主は「きょうは暑いので、保冷剤入れてきた。暑さに弱いので、すぐバテちゃう」と話しました。

さらに、赤く染まるヒガンバナのじゅうたんを背景に姉妹が並んで記念撮影するほほ笑ましい様子も。

公園にはヒガンバナの見頃に合わせて屋台も出店。
焼き栗が特に人気といいます。

公園の担当者によると、ヒガンバナは月末には満開を迎える予定で、27日からの土日には1万5000人以上が訪れるということです。

一方で、「食欲の秋」到来で多くの人が集まるイベントも開催されています。

小田急百貨店新宿店で26日限定で行われるのが、生鮮食品売り場の全商品が10%オフになる新企画です。

旬のシャインマスカット、さらに、焼き鳥や野菜、高級なブランド和牛も10%オフとお買い得な商品がずらりと並びます。

開店前から準備に大忙し、大勢の人が訪れることを期待し商品が並べられました。

小田急百貨店新宿店・本田康祐統括マネジャー:
足元の物価高がですね、日々のお買い物、特に生鮮売り場ですとか、お越しいただくお客さまに還元できたらいいかなと。

マグロ寿司や盛り合わせを手に取り、悩みに悩んでいる女性は、「マグロがたくさん入っているのがいいか、いろんな種類が入っているのがいいか、それで迷っちゃうのよね」と話します。

レジを終え、見せてくれたのは長いレシート。

女性は「8180円。たくさん買ったでしょ、すごいでしょ。10%(オフ)でね、これだけ安いから買いました。安く上がったんじゃない?これだけお買い物しても10%(オフ)で。だから今日来てよかったね」と話しました。

さらに、かごの中には海鮮の丼などたくさんの商品を入れ、手には魚フライと大量買いする女性は「(10%オフ)知っていたけど忘れていて、来たらやっていた。とてもうれしい」と喜んでいる様子。

イベントを知らずに来た人もついつい買いすぎたようで、「メモをしてお買い物に来たんですが、それ以上のお使いをしてしまいましたね」と話していました。

お得なセールに皆さんの「食欲の秋」に火が付いたようです。

一方で、夏の暑さが全国各地で復活です。

26日、全国300地点以上では真夏日を観測。
9月下旬としては異例の暑さで、35度以上の猛暑日に迫る暑さとなりました。

27日も真夏日は100地点以上の見通し。
秋晴れでの暑さが続く見込みです。

26日の東京都心は5日ぶりに季節外れの真夏日となり、気温は31.7度まで上昇しました。
皆さんは、この週末どのように過ごし、どんな天気を期待しているのでしょうか。

街では「この週末は屋外に出かける予定があるのでやっぱり涼しくなってほしい。サバゲー行くので」「(週末)アルバイトのお仕事があるんで、涼しければいいな」などの声が聞かれました。

27日からの土日、東京都心の予想最高気温は28度。
27日はお出かけ日和、日曜日は下り坂で秋が進む見通しのようです。