8月19日からの記録的大雨で線路に被害を受け、運転を見合わせていたJR花輪線の運行が26日に再開されました。地域に欠かせない足が元に戻り、乗客は安堵(あんど)の表情で電車を利用していました。
秋田県大館市では、8月19日午前0時からの48時間に観測史上最大の208.5ミリの雨が降りました。
この雨の影響で、JR花輪線の鹿角花輪駅から大館駅の区間は、線路の複数の場所で設備の破損や土砂が流れ込む被害が確認され、運休を余儀なくされました。
これまでバスの振り替え輸送で対応してきましたが、復旧作業が終わり、安全が確認されたことから、26日の始発から全線で運転が再開されました。
JR花輪線を利用する高校生は「好きな時間に帰れないので帰りが遅くなり、勉強時間がないこともあったので、花輪線は大事な存在」「いつも友達3人と花輪線で帰っていたので復旧してよかった」「バスとは通学時間も変わるので戻すのが大変だが、通学時間が短くなったのでありがたい。これから先、また天気などで止まることがあると思うので改善してほしい」と話していました。
駅はいつも通りの光景を取り戻し、早速約40人が安心した様子で通勤・通学に利用していました。