25日朝、大阪の新御堂筋でバイクのすり抜けなど危険な運転の一斉取り締まりが行われました。
【取り締まられた人】「めっちゃむかつくわ~」
【警察官】「通勤時間帯の取り締まり、しばらく誘導します」
大阪の大動脈、新御堂筋。
白バイなど9台が出動し、警察が一斉摘発を行ったのは、車の間をすり抜け、はみ出し禁止を示す黄色のセンターラインを超えるバイク。
こうした危険運転、いわゆる「すり抜け運転」が、新御堂筋では朝や夕方の混雑する時間帯に増えるといいます。
警察によると、新御堂筋ですり抜け運転をしていたバイクが、壁に衝突した勢いで本線上から落下するなど、2021年と22年には死亡事故が相次ぎました。
24日、取材班が現場を訪れたときも…
【記者リポート】「通勤時間もあってか、車通りがとても多く、道がかなり混雑しています」
リポートの直後にも危険運転をするバイクが…
【記者リポート】「バイクがすり抜けていきます、すごいスピードで車の間を通っていきます。今1台、黄色いラインを越えて中央を走っていきました。何度もイエローラインを越えて、車の間を縫うようにして前に進んでいます」
大阪府ではことし、バイクによる事故が増加していて、運転手が死亡したケースは先月末までで23人と、去年の同じ時期より4人多いということです。
【記者リポート】「今、バイクが一台、線を越えて、走行しました」
25日朝の取り締まりでは、3時間でバイク5台などに青切符が交付されました。
【大阪府吹田警察署・知見恭子交通課長代理】「すり抜け運転については、ほかの車との接触の可能性があり、危険な運転になります。しっかり安全運転を心がけて思いやりのある運転を宜しくお願いします」
警察は、今後も取り締まりを強化していくとしています。
(関西テレビ「newsランナー」2025年9月25日放送)