延岡市で、災害時に医薬品を供給する専用の車両「モバイルファーマシー」の見学会が開かれました。
見学会は、延岡市の九州医療科学大学で開かれ、薬学科の4年生36人が参加しました。
モバイルファーマシーは、県薬剤師会が大規模災害に備えようと、去年4月に導入したもので、およそ100品目の薬を分類して運べるほか、錠剤や粉薬を袋詰めする機械を搭載しています。
学生たちは、避難所などに医薬品を担いで持ち運べる簡易調剤棚やパンクレスの自転車を備えていることなどについて説明を受けました。
(学生)
「災害時でもいろんな薬を調剤できて、現場の人は助かるだろうと思いました」
(学生)
「災害時は自分から出向いて、困っている人の役に立ちたいと思います」
県薬剤師会のモバイルファーマシーの出動はまだありませんが、防災訓練に参加するなどして大規模災害に備えているということです。