交通の安全を守る標識などの現状についてお伝えします。
ガードレールなどの老朽化を尋ねた住民への調査で、宮崎県では回答者の8割近くが白線や横断歩道などのメンテナンスが必要だと答えていることがわかりました。
調査は、東北大学大学院の久田研究室と東京の古河電気工業が共同で行いました。
去年12月の全国調査で宮崎県は、修繕が必要な道路標識などを目にするという回答が多い県の10県に入りました。
8月にはインターネットで県内全ての市の20代から60代336人を対象とした再調査が行われました。
その結果 白線や横断歩道といった道路標示の老朽化を「よく見る」「たまに見る」と回答した人は81.3%に上りました。
県内の市で最も多くの市民が老朽化を認知していたのは串間市で、次いで日南市と小林市でした。
串間市ではこのように文字が消えて見えづらくなっています。
調査した古河電工は「全国で老朽化した道路標識などが倒れる事故が発生している中で、それを事前に防ぐことが重要」と話しています。