国連のグテーレス事務総長はAI=人工知能の軍事利用を規制するよう呼びかけました。
これに対し、アメリカは「全面的に拒否する」と表明しています。
国連の安全保障理事会は24日、AIの軍事利用について話し合う会合を開きました。
グテーレス事務総長はウクライナやガザ地区での戦闘を念頭に、「近年の紛争はAIを使った自律システムの実験場になっている」と述べ、「人間の判断なくAIを利用して攻撃する兵器への国際的な規制が2026年までに必要だ」と訴えました。
これに対し、アメリカの代表は「アメリカは最先端のAI技術を保有し、国民の安全を守っている」と主張し、「国家の独立と主権の問題だ。
国際的な管理は断固拒否する」と反対する立場を表明しました。
会合に出席したイギリスや中国は賛同する姿勢を示しています。