自民党の総裁選後に見込まれる国会での首相指名選挙を巡り、立憲民主党の安住幹事長は25日、「まず主要野党として固まれるかどうかだ」と述べ、日本維新の会や国民民主党との協議を、その他の野党に先だって行いたい考えを示した。
安住氏は国会内での記者団の取材に対し、立憲・維新・国民3党で「まず話をする機会が作れればと思っている」と述べ、「国対委員長間で日程調整をしていると思う」と説明した。
その上で、「他の野党とも、その後、精力的に話はするが、政権を担うことはリアリティーのある話であり、まず主要野党として固まれるかどうかだ」と述べた。
一方、「3党で政権が担えるだけの数があれば、話し合う重みや本気度が違うが、残念ながら3党でも過半数はいかない」として、「現実を踏まえながら、どこまで話ができるか。やる価値はある」と強調した。
首相指名選挙を巡っては、立憲の野田代表が、24日に出演したフジテレビの「イット!」で、指名選挙に向けた野党の国対委員長による協議を来週にも始めたい考えを示していた。