南米ブラジルにあるトヨタ自動車の二つの工場が嵐による強風の被害を受け、生産を停止する事態となっています。
広大な敷地に広がる工場の屋根が大きく崩れ落ち、骨組みがむき出しの状態になっています。
ブラジル・サンパウロ州にあるトヨタのポルトフェリス工場が9月22日、強風を伴う大雨に見舞われ、屋根が吹き飛び、敷地内の車が横転するなど大きな被害が出ました。
また、従業員約30人が軽傷を負ったということです。
現地法人の「ブラジルトヨタ」によりますと、この工場はエンジンを製造する拠点で稼働停止となり、生産再開のめどは立っていません。
地元メディアによりますと、10月16日に予定されていた小型SUV「ヤリスクロス」の発売が無期延期となっています。