大阪維新の会の吉村代表は大阪都構想の3度目の住民投票を将来、維新の会のメンバーが目指すことはあり得るとし、その時は、自身は政治家を卒業していると話しました。
■「3度目の住民投票は必要」と吉村知事
大阪市を廃止して特別区に再編するいわゆる大阪都構想は、2015年と2020年に、住民投票で否決されています。
吉村代表は24日、3度目の住民投票について「必要だと」との認識を改めて示し、仮に自身が挑戦する場合、選挙などの民主的プロセスが必要だと話しました。
■ただし「自分はその時は政治家を卒業しているだろう…」
一方で…
【大阪維新の会・吉村洋文代表】「僕ではない大阪維新のメンバーがね、将来、遠い将来になるかわかりませんけど、いつの日かそれを目指すこともあり得ますから」
【記者】「その時は吉村さんは政治家を卒業している?」
【大阪維新の会・吉村洋文代表】「そういうことになるでしょうね」
大阪維新の会は、現在新たな都構想の素案作りを進めています。
■「吉村氏は自分でやる可能性を否定していない」橋下氏解説
Q:吉村さんは「政治家を卒業していることになるでしょうね」と仰っていますが…
【橋下徹氏】「これ、発言を注意して聞かないといけないのは、『仮に自分自身がやる時は民主的プロセスをふみますよ』ということも言っていて、それもあるし、片や『将来、次の世代のメンバーがやる場合もありますよ』と。
自分がやる可能性は否定していませんからね。
もともと副首都構想を掲げて、連立入りの可能性もにおわせているわけです。
これは都構想をやるためでしょう…とまた勝手に言うと怒られるかもしれませんが」
Q:住民投票で2回否決されている中、3回目というのは?
【橋下徹氏】「裁判の場合は過去の事実を覆すのはだめですけど、政治というのは将来に向かって情勢が変わればやるものですから、情勢が変わったということを説明すれば、やってもいいと思います」
(関西テレビ「newsランナー」2025年9月24日放送)