立憲民主党の野田代表は24日、フジテレビの「イット!」に出演し、自民党総裁選(10月4日投開票)の後に想定される首相指名選挙に向け、来週にも野党の国会対策委員長による協議を始めることを各党に呼びかける考えを示した。
野田氏は、野党間の協議について、「政権交代を目指すことをそれぞれが目的として持っているならば、どういう政権を作るかを虚心坦懐に協議し、その政権を作るためには誰がトップになったらいいのかという話の持っていき方をしていきたい」と述べた。
首相指名選挙で自身への投票を呼びかけるかについては、「それぞれの党で独自性を出したいと思うので簡単ではない」との認識を示し、まずはどのような政権を目指すかの協議を優先させる立場を強調した。
また、野党による連立政権の可能性については、「政権も基本政策全部が一致しないとできないのかというと、政党が違うわけだから、基本政策が違うのは当たり前だ」と述べた。
その上で野田氏は、「例えば、物価高対策では、こういうテーマで一緒にやろうとか、政治とカネの問題は野党が歯を食いしばって決着つけようとか、3つ4つ共通点を見いだす努力をすることが大事だ」と強調。
「ある種のプロジェクト政権だ」と説明した。