車を運転中にバスと正面衝突し、娘2人を死亡させたとされる母親の裁判で、福岡地裁は母親に禁錮3年・執行猶予5年の判決を言い渡しました。

判決を受けたのは、無職・古賀千尋被告です。
判決によりますと古賀被告は2024年8月、福岡市早良区の国道で中央線をはみ出し路線バスと正面衝突し、運転手と乗客あわせて4人を負傷させたほか、車に乗っていた当時7歳と5歳の娘を死亡させました。

24日の判決公判で福岡地裁は「前方左右を注視して適切な運転操作をするという最も基本的で重要な義務を怠り、カーナビを見てわき見運転をしていた」と指摘。

一方で、「自らの不注意で最愛の2人の我が子を失い、自責の念や喪失感にさいなまれている」などとして、古賀被告に禁錮3年、執行猶予5年の判決を言い渡しました。

テレビ西日本
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