8月の県内の企業倒産の件数は1件で、今年では2月に次ぐ低水準となりました。
帝国データバンク佐賀支店によりますと、8月県内で1000万円以上の負債を抱えて倒産したのは1件で、今年では倒産がなかった2月に次ぐ低水準となりました。
また負債総額は前の月より6億2200万円減って8100万円でした。
今年負債総額が1億円を下回るのは3度目です。
一方、今年の累計倒産件数は29件とすでに前の年の26件を上回っていて、9月発生した製造業の大型倒産1件をあわせると4年ぶりに30件に到達します。
帝国データバンク佐賀支店は「インバウンド需要は期待されるが、原燃料高騰分を十分に価格転嫁ができない企業は半数を超え、体力の乏しい中小零細企業において倒産が増加する可能性が高まっている」としています。