映画「男はつらいよ」でおなじみの山田洋次監督の最新作「TOKYOタクシー」の先行上映会が日向市で行われました。
山田監督や主演の倍賞千恵子さんも訪れ、舞台挨拶をしました。
大きな拍手で迎えられたのは、日本の映画界の巨匠・山田洋次監督です。
11月に公開される山田監督の最新作「TOKYOタクシー」の先行上映会には、ファンなど約1300人が訪れました。
「TOKYOタクシー」は、木村拓哉さん演じるタクシー運転手の生きる道と倍賞千恵子さん演じる乗客が、生きてきた道を一緒に振り返りながら繰り広げるヒューマンドラマです。
(来場者は)
「今までの山田洋次監督の映画をたくさん見てきたんですけど、ひと際おしゃれで洗練された映画だったかなと思います」
上映後、舞台あいさつに立った山田監督は…
(山田監督)
「こんだけの大きい会場で1000人を超す観客が映画を見るというのは、たぶん日本でここしかないと思います」
舞台挨拶には倍賞千恵子さんも登場。
山田監督は木村拓哉さんについて…
(山田監督)
「木村拓哉くんの場合はね、だんだん日を追うにしたがって、だんだん彼が僕は好きになってきたな」
(倍賞さん)
「最初嫌いだったの?」
(山田監督)
「分からなかった、どんな人間だかね」
倍賞さんは、タクシーの中ならではの撮影秘話も。
(倍賞さん)
「バックミラーで芝居をすることも、(木村さんの)後ろ姿を見ながら、運転席の鏡を見ながら話しかけて、鏡越しと生(の姿)を見て、彼はほとんど振り返られませんからね、運転するときに。そういう中でお芝居をすることが多かったんですけども」
最後は、倍賞さんが挿入歌の「星屑の町」をアカペラで披露。
山田洋次監督の最新作「TOKYOタクシー」は、11月21日から全国公開されます。