アメリカ企業の経営者が小林市を訪れ、ユズの生産現場を視察しました。

小林市須木を訪れたのは、アメリカ・ロサンゼルスを拠点にユズの加工品を販売するYUZUCOの共同創業者、ニコライさんとグリフィンさんです。

2人はユズや栗の生産・加工を手掛ける「すき特産」のユズ畑を視察しました。

2人は、今年の生産状況について去年より2割ほど多いと説明を受けたり、実際に香りを嗅いだりしていました。

(ニコライさん)
「最初にユズを輸入して販売し始めた1年目の時は、大体15トンくらいでした。ところが、もう今年100トンくらい輸入することになっています」

ユズ味のお菓子や料理にかけるユズ果汁などアメリカやヨーロッパではユズの需要・注目度が高まっています。
そんな中で「もっとユズを調達したい」という狙いもあり、日本の生産地に足を運んでいるということです。

(グリフィンさん)
「非常に素晴らしい風景があって、自然が豊かである。こういうところで作られる柚子というのは、消費者にとってもバイヤーにとっても非常に魅力的であるので、そういったところを伝えるためにも我々はここにきています。」

また、2人は関税の負担はインパクトがあるが、自分たちで持っている製造工程もあるので、コスト負担を抑えて、消費者への転換を少なくしたいと話していました。

(農業生産法人すき特産 椎屋敏治専務)
「須木地区のですね、ユズがますます世界に広がっていけたら生産者の皆様も作る意欲がでるんじゃないかと思ってます」

小林市で収穫されたユズを使ったユズ胡椒やお菓子などの商品は、アメリカで業務用のほか、ECサイトなどで個人向けにも販売されるということです。

テレビ宮崎
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