健康志向の高まりなどを受け、ノンアルコール飲料の市場はこの15年ほどでおよそ7倍に拡大しています。より本格的な味わいを楽しめる新製品も登場し、市場はますます激化しています。

キリン本格醸造ノンアルコール ラガーゼロ
キリン本格醸造ノンアルコール ラガーゼロ
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■より本物の味わいに…“ノンアル”がさらに進化

22日、愛知県清須市のキリンビール名古屋工場で、「キリン本格醸造ノンアルコール ラガーゼロ」がお披露目されました。

ニュースONE
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キリンビール名古屋工場の担当者:
「ビール本来の風味を残しつつ、アルコール0.00%を達成できる」

醸造した本物のラガービールから、アルコールを抜く「脱アルコール製法」で、より本物のビールに近い味を実現したといいます。

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キリンビール名古屋工場の担当者:
「気分転換したい方など、いろんな方に飲んでいただける商品になっています」

ノンアルコール飲料は、運転や仕事などの事情で仕方なく飲むものから、「酔わずにお酒気分を楽しむもの」に変化しています。

■「仕方なく」から「楽しく」飲むものに

名古屋市東区にある「Bar Stair」では、客の要望にあわせて、ノンアルコールのカクテルを提供しています。

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スパイスなどで苦みを出し、アールグレイの香りで華やかさを演出した一杯に、ハイビスカスやジャスミンティーを使った見た目も鮮やかなものも。これらはノンアルコールのカクテル=「モクテル」と呼ばれています。

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マスターの安田さん:
「mock=ものまね、カクテルのまねという意味で、モクテルという言葉がある」

モクテルは、お酒は飲めないけれどバーの雰囲気を楽しみたいという人などに、需要が増えてきているといいます。

マスターの安田さん:
「バーの空間や雰囲気を楽しんでもらえる。ノンアルからつながって、お酒やバーの世界に興味を持っていただけたらうれしいなと」

「仕方なくノンアル」から「楽しむノンアル」へ、変わりつつあります。

東海テレビ
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