五島市でハチを食べる猛きん類「ハチクマ」の渡りが見ごろを迎えています。
五島市玉之浦町の大瀬崎で毎年この時期に見られる「ハチクマ」。
タカの仲間としては、珍しいスズメバチなどのハチの幼虫を主食とする体長60センチほどの猛きん類です。
夏に北海道や本州で過ごしたハチクマは越冬のため、南に向かいます。
日本では大瀬崎を最後の中継地点に、これから中国大陸に向け、3日間休まず飛び続けるということです。
大瀬崎では多い年には2万羽を超えるハチクマの姿が確認されています。
21日には夜明け前から全国各地から集まった29人の愛鳥家がハチクマの渡りを見守りました。
渡りは10月上旬まで続きます。