3日は「秋分の日」。夏の暑さも落ち着き、本格的な秋がやってきます。
そんな中、各地で“夏と秋の味覚”詰め放題のイベントに行列ができています。

茨城・常総市の「道の駅 常総」では、新米に関するイベントがあるということで、ずらっと長蛇の列ができていました。

その先にあったのは、収穫したばかりの茨城県産のコシヒカリ。

道の駅 常総・西村陽太さん:
本日は80kgほど用意しておりますので、皆さまにお楽しみいただければなと思います。

五合升に30秒間、新米をすくうことができ、取れた分だけ持ち帰ることができます。参加費は何と500円。

米価格の高騰が続く中、参加者は「(スーパーだと)2kg1900円はしてるので」「安いですよね全然、安いと思います」と話しました。

さらに挑戦する親子に話を聞くと、お母さんは「(新米)高いですね、すごく。高いので、ここでいっぱい取れたらいいな。(Q.挑戦するのはお母さん?)(子どもが)やりたいと言ってるので、やらせてみようかな」と話し、女の子は「(Q.きょう米すくいやる?)うん。力いっぱい頑張る」と話しました。

これまでの最高記録は1.3kg。
挑戦した女の子はどれだけの量の新米をすくえるのでしょうか。

結果は932グラム。「記録更新」とはなりませんでしたが、親子に参加した感想を聞くと「いっぱい取れたね。最高記録にはいかなかったけど、取れたのでよかった」「大きいおにぎり作れそう」と笑顔で話していました。

イベント開始からわずか1時間半ほどで、この日、用意されていた80kgの新米はなくなりました。

イベントを主催した「道の駅 常総」の西村陽太さんは「きょうは70人くらいご参加いただきました。地元の生産者さまの協力あってこそイベントが開催できているので、その中でもお客さまに喜んでいただけるというところは一番の喜び」と話しました。

他にも、メロン1玉を購入すると抽選でブドウや人気のお菓子がもらえるといいます。
このイベントは23日まで行われます。

家計の強い味方として客が殺到している詰め放題は都内でも。

東京・江東区の砂町銀座商店街で行われていたのは野菜の詰め放題です。

1人1回限りですが、参加者はニンジンやナス、ジャガイモなどの野菜を目当てに行列を作っていました。

安く大量の野菜を手にした客は笑顔。

参加者は「300円で安い、絶対。(普段は)『きょうこの安いのを買おう』と選んでいる。うれしい、ジャガイモ・ナス・ピーマン。大体(普段から)使うものばかり。だから喜んで参加しました」「ジャガイモ5個、ニンジン1本、キュウリ8本、タマネギ2個、ピーマン4個とりました。いっぱい取れたのでおいしい料理にしたいです。すごく安いと思います、お得だなと」と話しました。

この店では毎月1度、野菜の詰め放題を行っているといいます。

砂町マルシェ・鍋川原薫さん:
野菜がいま高くなっています。そういった物を安く。卵もコメも高いですけど、皆さんに健康で楽しく店に通ってほしい。