◆アリゾナ・ダイヤモンドバックス5-4ロサンゼルス・ドジャース 23日(日本時間24日午前10時40分試合開始、チェイスフィールド)
メジャーリーグ(MLB)、ドジャースは23日(日本時間24日)、敵地でダイヤモンドバックスと対戦し、大谷翔平選手(31)は「1番投手・DH」で先発出場した。大谷はMLB通算100登板となった。
打者・大谷は21日のジャイアンツ戦で9試合連続のヒットを放つなど、4打数1安打。ドジャースは敗れたが、試合前の時点でナ・リーグ西地区優勝へのマジックは「3」となっている。大谷の前の試合までの打撃成績は打率2割8分3厘、本塁打53、打点99。2年連続3度目の100打点到達が目前に迫っている。
投手・大谷は今季13試合に登板して1勝1敗・防御率3.29。前回16日のフィリーズ戦は勝ち負けこそつかなかったが、5回を投げ無安打1四球の快投を披露している。対するダイヤモンドバックスは今季13勝8敗のファット投手が先発した。
1回表、大谷の第1打席はカウント1-2で5球目の内角への変化球を打ってセカンドゴロ。
1回裏、大谷は3番キャロルから三振を奪うなど、三者凡退に打ち取る。
2回表、この回先頭の5番テオスカー・ヘルナンデスが左中間へソロホームランを打ってドジャースが1点を先制。
2回裏、大谷は4番モレノ、5番アレクサンダーから三振を奪い、前のイニングから三者連続三振。6番バルガスをセカンドゴロに打ち取り、この回も三者凡退。
3回表1死走者なしで大谷の第2打席は、初球の内角カットボールを打ってサードフライ。
3回裏、先頭の7番トーマスのピッチャー返しのライナーが大谷の左手グラブを直撃。こぼれたボールを拾って一塁に送球したがセーフで初ヒットを許した。心配したドジャース・ロバーツ監督がマウンドに歩み寄ったが、大谷は笑顔で“問題ない”といったジェスチャーで応え続投した。
その後8番マッキャン、9番マッカーシー、1番ペルドモと三者連続三振を奪う圧巻の投球を披露した。
大谷は4回裏、先頭の2番マルテにヒットを許したが、3番キャロル、4番モレノから三振を奪うなど後続を打ち取った。
5回裏1死で7番トーマスにヒットを許したが、続く8番マッキャンをピッチャーゴロで併殺に打ち取った。
6回表の先頭で大谷の第3打席、3-2フルカウントで6球目に四球を選んで出塁。2死1、2塁で5番T・ヘルナンデスが右中間へ2点タイムリー二塁打を放ち、ドジャースが3-0とリードを広げた。2塁から生還した大谷は両リーグトップ独走の今季142得点目となった。
大谷は6回裏も続投。1死から1番ペルドモにライト前ヒットを許し、2死1塁となって3番キャロルにレフト前にポトリと落ちるヒットを打たれて2死1、2塁となったが、4番モレノをセンターへのライナーに打ち取りピンチを脱した。
7回表2死走者なしで9番ロートベットにソロホームランが出て4-0。続く大谷の第4打席に回ったところで、ダイヤモンドバックスは3番手ビークスに継投。カウント3-2から6球目の低め直球を見送って三振に倒れた。
投手・大谷は今季最長の6回、91球を投げ被安打5、奪三振8、無失点の成績。勝利投手の権利を持ってマウンドを7回から2番手ドレーヤーに譲った。
7回裏2死1塁で8番マッキャンがセンターオーバーのタイムリー二塁打を放ってダイヤモンドバックスが1点を返す。2死2塁となってドジャースは3番手エンリケスに継投したが、9番代打のデルカスティーヨにライトスタンドへツーランホームランを許し、3-4と1点差に迫る。
8回裏からドジャースは4番手ベシアが登板。2四球で1死1、2塁からダイヤモンドバックスがダブルスチールを仕掛け、捕手ロートベットが2塁で1人を刺して2死3塁となったが、5番アレクサンダーを三振に打ち取りピンチを脱した。
ドジャースは5番手スコットに9回裏のマウンドを託したが、いきなり死球と四球で走者2人を出し、8番マッキャンの送りバントで1死2、3塁のピンチに。9番バロッサのレフトへの犠牲フライで4-4の同点に追いつき、大谷の今季2勝目が消滅した。
なおも2死2塁で1番ペルドモのレフト前ヒットで2塁走者が生還。ダイヤモンドバックスが逆転サヨナラ勝ちを収めた。
大谷の打撃成績は3打数無安打1四球、三振1の成績だった。