自民党の総裁選への立候補を表明している小林鷹之元経済安保相は21日、フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」に出演し、前日に出馬会見を開いた小泉農水相について「考え方の軸が違う。私は保守に軸を置いている」と述べた。
小林氏は番組の冒頭、小泉氏の正式な出馬表明を巡り、同じ50歳以下という年齢から「世代交代」という言葉を用いつつ、「自民党がひじょうに厳しい状況、日本がひじょうに厳しい状況に置かれているので、若い力で国を引っ張っていくことは前面に出していきたい」と述べた。
また、総裁選について「穏健な保守という考え方の軸」「ゼロから1を生み出す構想力」を訴えたい考えを示した。
その上で、小泉氏との差別化について問われると、「考え方の軸が、おのずと違ってくると思う。私は保守に軸を置いている」と強調。
そして、「小泉氏の発信力は、ものすごく強いが、私自身は経済安全保障を含めて、何もないところから1を生み出していく力というものをしっかりとアピールしていきたい」と述べた。