札幌市白石区の路上で8月、55歳の男性が刃物で切りつけられ、行方が分からなくなっていた事件。
その後の調べで、胆振のむかわ町で地中から見つかった遺体が、この男性だったことがわかりました。
事件は8月2日夜、札幌市白石区の会社役員、大上文彦容疑者(49)が、白石区の路上で知人の55歳の男性を刃物を使って暴行し、けがをさせた疑いで逮捕されたものです。
その後男性は行方不明となっていましたが、苫小牧市の会社員、梅津悠希容疑者(36)が、8月3日未明にむかわ町旭岡の空き地に遺体を埋め、遺棄した疑いで9月20日に逮捕。
遺体を調べたところ、指紋から遺体は行方不明になっていた55歳の男性であることが判明しました。
警察によりますと、大上容疑者と梅津容疑者の車が事件後に遺体発見現場周辺を出入りするのが確認されていて、梅津容疑者の関与が浮上。
梅津容疑者の供述をもとに空き地を掘り起こしたところ、19日に遺体が見つかりました。
警察は梅津容疑者の認否をあきらかにしていませんが、「穴を堀った」などと話しているということです。
警察は、大上容疑者と梅津容疑者、男性の関係性など事件の経緯を調べています。