2024年6月に営業を停止し東京の会社が再建に向けた動きを進めている岩手県雫石町の旅館「長栄館」についてです。
9月19日は改修工事を前に安全祈願祭が開かれ、新たな施設のデザイン案が発表されました。

雫石町の「長栄館」では、再建を進める東京の投資会社NBIホールディングスの関係者や猿子恵久町長などが出席し安全祈願祭が行われました。

長栄館は宿泊者数の減少などで債務超過に陥り、2024年6月に営業を停止しましたが、2025年4月にNBIホールディングスが再建に向け土地と建物を取得しました。

19日は施設の改修工事に関する会見も行われ、半露天風呂付きの客室を新たに設けることや大浴場は天然木を使用し「秘湯」をイメージしたデザインにすることなどが説明されました。

NBIホールディングス 金谷隆行社長
「今までの良さを生かしながら、派手さではなく、東北の力・地の力を表現できるようなデザインにしている」

また会見では今後不動産事業などを行う東京の「SMFLみらいパートナーズ」と協働で事業に取り組むことも発表されました。

雫石町 猿子恵久町長
「雫石町もインバウンドがものすごく増えてきている。ここ(長栄館)がやはり大きな施設なものですから、何とかここを復活させて鶯宿のにぎわいを戻していただきたい」

NBIホールディングスによりますと、施設の名称について「長栄館」の名前を引き継ぐかどうかは検討中で、開業は2026年7月を予定しています。

岩手めんこいテレビ
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