8月以降、岩手県内で交通死亡事故が多発している中、9月21日からは全国で秋の交通安全運動が始まります。
それを前に岩手県矢巾町では19日、こども園の園児が町内の施設を回り交通安全を呼びかけました。

矢巾町のふどうこども園では、毎年この時期園児たちが「ピヨピヨキャラバン隊」として交通安全の呼びかけを行っています。

19日は最初に矢巾町役場を訪れ、高橋昌造町長らを前に事故に遭わないようにするための誓いの言葉や交通安全のうたを披露しました。

その後、園児は交通ルールを守りながら公民館などを訪ね、職員や訪れた人に自分たちで色を塗ったチラシ入りのティッシュを配りながら安全運転を呼びかけました。

園児は「(横断歩道で)手を上げて、道路に飛び出さない」「車にひかれないように、信号が青になったら進む」と話していました。

警察によりますと、2025年9月18日までに矢巾町で発生した交通事故は32件と、2024年の同じ時期を7件上回っていて、1人が死亡、45人がけがをしています。

ふどうこども園では今後も交通事故防止に向けた取り組みを行いたいとしています。

岩手めんこいテレビ
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