県議会9月定例会が開会し、補正予算案など33の議案が提案された。山形新幹線の長期運休で打撃を受けた観光業の支援や、交流人口拡大の取り組みなどが盛り込まれている。
19日に開会した9月定例会には、一般会計の補正予算案など33の議案が提出された。
(吉村知事)
「今回の補正予算案は、山形新幹線の長期にわたる大規模な運休に伴い影響を受けた観光業への支援のほか、人口減少対策の強化や、県民の命と暮らしを守る安全・安心の確保の取り組みをより一層推進するとともに、本県が抱えるさまざまな課題に対応するため編成した」
山形新幹線の長期運休で打撃を受けた観光業を支援するため、県内の宿泊施設の料金を1泊あたり3000円割り引きする宿泊キャンペーンに1億1000万円。
東京・銀座にある県のアンテナショップの機能強化に向けて2億7000万円余りを計上。
一般会計の補正予算案の総額は68億2300万円。
今回の補正により、2025年度の累計の予算額は6848億9700万円となる。
9月定例会は10月9日までの21日間で、25日に代表質問が行われる。