開幕まで5カ月を切ったミラノ・コルティナオリンピック、パラリンピック。

富山県勢からはクロスカントリースキーの3選手の活躍が期待され、地元で汗を流しています。

オリンピック・富山市出身の廣瀬崚選手、24歳。

今年1月のワールドカップでオリンピック派遣推薦基準の15位以内に入り、前回の北京に続く、2大会連続での出場が有力視されています。

*富山市出身 廣瀬崚選手
「五輪での結果を残すという部分に照準を合わせてのぞみたい。選考基準は切っているが五輪までのW杯でもっと良い結果を残して五輪にのぞみたい」

先月行った北欧のスウェーデンでの強化合宿。

オリンピックで出場を狙う50キロクラシカルのレースを想定し、海外の選手と競い合ってきました。

いまは、地元・富山などでローラースキーを使ったトレーニングを重ねています。

*富山市出身 廣瀬崚選手
「クロスカントリースキーと同じような感覚でローラースキーができるのは冬に生きてくる部分もたくさんあると思う。今の時期は富山県のローラースキーコースで感覚と技術と体力を磨きながら過ごしたい」

体力には自信があるという廣瀬選手。

課題となっているカーブや下りの滑りに磨きをかけ、初のメダル獲得を目指します。

*富山市出身 廣瀬崚選手
「細かなテクニックを少しずつ磨いていくことが今の自分に一番必要。4年前は持って帰れなかったメダルを今回は持って帰りたい。良い報告ができるように頑張りたい、応援よろしくお願いします」

その廣瀬選手が最も意識しているというのが…

*富山市出身 廣瀬崚選手
「一番は同年代の川除大輝選手。近い存在だったからこそすごいなと思う部分はたくさんある選手」

富山市出身の川除大輝選手。

廣瀬選手と同じ富山市大沢野出身で、中学・高校の同級生です。

*富山市出身 川除大輝選手
「(廣瀬選手と)同じスポーツクラブだったので、(猿倉山森林公園で)一緒に練習していた」

川除選手は2月の世界選手権で金メダルを獲得するなど安定した成績を残し、7月に県勢で一足早くパラリンピックの代表に内定しました。

地元・大沢野でのトレーニングでは、得意な上り坂の滑りに磨きをかけます。

*富山市出身 川除大輝選手
「持久力を高める時期なので長い時間走って重点的に取り組んでいる。登り坂が強いと思っていたが離されることもあったので、自分の強みと言えるくらいの登りの強さをパラリンピックシーズン前には強化したい」

平昌、北京に続き3大会連続の代表入りを決めている川除選手。

北京では20キロクラシカルで「金メダル」を獲得しました。今回のミラノでは、複数種目での金メダル獲得を目指します。

*富山市出身 川除大輝選手
「地元の皆さんに金メダルという報告ができたら良いと思うので、これからも練習を頑張る。3種目でメダルを獲得できたらと思う」

このほか県勢では、同じくクロスカントリースキーで南砺市出身の22歳、山崎大翔選手がアンダーカテゴリーの世界選手権で15位以内に入り、オリンピックの派遣基準をクリアしています。

富山テレビ
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