多くの住宅が立ち並ぶ東京・江戸川区西瑞江の路上。
銀行から現金を下ろしたばかりの社長の男性が、2人組の男に襲われました。

事件は閑静な住宅街の中で起きました。
男性は知らない犯人に声をかけられたあと、催涙スプレーのようなものをまかれて、持っていた現金の入っていた紙袋を奪われそうになったということです。

目撃者:
(被害者は)痛いと言っていた。目をやられたみたい。スプレーで。

19日午前10時半ごろ警視庁に入った「社長が会社の前で何者かにスプレーをかけられた」という110番通報。

通報したのは東京・江戸川区の会社従業員。
社長の男性が銀行から現金を下ろして会社に戻る際、2人組の男に催涙スプレーのようなものをかけられたというものでした。

男性によると、背後から声を掛けられ振り向くと2人の男がいて、いきなりスプレーをかけてきたといいます。
2人は、現金が入っていた紙袋を男性から奪おうとしました。

しかし、犯人は男性に抵抗され、何も取らずに逃走していったということです。

目撃者:
待て!という声で2人が逃げていって、従業員の人が追いかけていった。

捜査関係者によると、男らが奪おうとした紙袋に入っていたのは、男性が銀行で下ろした現金5000万円。

近所の人は、「9時オープンなんですけど、うちが。怪しい2人がいるなと思っていた。そこら辺をうろうろしていたから何をやっているんだろうと」「黒のTシャツ、短パンで黒のサングラス、1人は電話していた。(もう)1人は白いマスクをしてうろちょろしていた」などと、犯行の1時間以上前から不審な2人の男を目撃していたといいます。

2人はともに身長が170cmくらい、黒いシャツと黒い短パン、黒いサングラスをかけ、1人は白いマスクをしていたということです。

男性はスプレーをかけられ、目の痛みを訴え病院に搬送されました。

警視庁は、強盗未遂事件として2人の男の行方を追っています。

フジテレビ
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社会部
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