愛媛県新居浜市の新居浜太鼓祭りでは、かき手同士のケンカや禁止されている太鼓台同士の鉢合わせが毎年のように発生しています。この状況を市内に工場がある住友グループの4社が問題視し、取り引きしている企業の従業員らの暴力行為が祭りで起こした場合、状況によって取り引きを停止する対応を講じることが19日までに分かりました。
この対応を決めたのは、新居浜市に工場などの拠点がある住友金属鉱山・住友化学・住友重機械工業・住友共同電力の4社です。
新居太鼓祭りは毎年10月16~18日の3日間開催。住友化学の愛媛工場前の交差点では川西地区の太鼓台が集まり、かきくらべを披露しているものの一部の太鼓台が毎年のように威かくし合い、かき手のケンカが発生。また市内でも禁止されている太鼓台同士の鉢合わせが頻発しています。
住友グループ4社はこの暴力行為を問題視。地元の取り引き企業に対し「従業員に祭りで暴力行為や違反行為があった場合、取り引き停止や工場への入構を禁止することがある」と文書で通知しました。
警察からは祭りに参加する従業員らの管理を求められていて、取り引き企業にも対応を求めたということです。
住友グループの4社は、新居浜市と警察に工場前のかきくらべの中止を今年8月下旬に要望。川西太鼓台の運営協議会は、この場所での今年の中止を決めています。
古川拓哉市長は市議会最終日の19日、「祭りの暴力行為は市民が待ち望む本来の祭りの姿と言えず、市の発展の妨げとなっている」とし、太鼓台の平和運行を訴えました。暴力のない祭りの実現が求められています。
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