特殊詐欺の被害が後を絶ちません。秋田県能代市では60代の男性が電子マネーの利用権290万円分を、秋田市では20代の女性が暗号資産150万円相当をそれぞれだまし取られました。
能代市の60代男性は9月上旬、フェイスブックで女性を名乗る人物と知り合い、LINEに誘導されて出会い系サイトを紹介されました。
男性は会員登録し、カスタマーサポートとやりとりしていたところ「操作を間違ったためサイトの一部が利用できなくなった。データの復旧費用が必要」と言われ、市内のコンビニエンスストアで2回にわたり、電子マネーの利用権合わせて290万円分を購入し、だまし取られました。
一方、秋田市の20代の女性は9月5日、「内職副業」と検索して見つけたサイトからLINEに誘導され、複数の副業プランを提示されました。その中から希望するプランを選択すると、購入に必要な費用として150万円分の暗号資産を要求され、18日に相手から指定されたアドレスに送金し、だまし取られました。
不審に思った女性が知人に相談し、警察に通報して被害が発覚しました。