21日から始まる秋の全国交通安全運動を前に、秋田市で県や警察・関係団体などが集まり、高齢者の事故防止や歩行者ファーストを呼びかけました。

県中央集会には、県や警察・交通安全を推進する団体の関係者など約180人が参加しました。

ことし県内で起きた交通事故は、18日までに669件で、去年の同じ時期と比べて2件増えています。亡くなったのは19人で、そのうち半数以上を占める11人が65歳以上の高齢者でした。

県警察本部の小林稔本部長は「高齢化率が一番高い当県において、高齢者の交通事故防止対策が重要な課題。当県独自の施策として、歩行者ファースト意識の一層の浸透を図るため、自治体や関係機関、団体の皆さんと協力した街頭キャンペーンなどの取り組みを実施する」と話していました。

このほか、夕暮れ時の早めのライトの点灯や自転車のヘルメット着用、歩行者の安全な道路の横断などを重点に、21日から運動が始まります。

19日は、制服を着用した保育園の園児も集会に参加し「ミニ警察官」として「夕暮れは早めにライト、安全運転。お出かけするときは一緒にピカピカ着けようね」と交通安全を呼びかけていました。

秋の全国交通安全運動は30日までです。

秋田テレビ
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