今、熱帯低気圧が同時に3つ存在しています。
今後、各地全て台風に発達する予想となっています。

矢澤剛気象予報士と見ていきます。

まず2つ見ていきます。
大きな影響はなさそうですが、東側にある熱帯低気圧bというのは少し注意で、台風に発達して北西に進んでいきます。

台湾とフィリピンの間を通り抜けるような予想になっていますが、先島諸島や沖縄本島は来週にかけて雨や風が強まる恐れがあり、注意が必要となります。

そしてもう1つ、熱帯低気圧cがあります。
来週にかけて動きを注視する必要があり、西へ進んできて23日の秋分の日にかけてゆっくりと北上してくる可能性も出てきています。

ではスーパーコンピューターの予想を見ていきます。
日本のスーパーコンピューターの予想です。

21日から動かしていくと、22日の午前10時の段階で東の海上に少しずつ寄ってきています。

このあとは日本のスーパーコンピューターの予想ですと、東にそれていく予想となっています。

ちょうど太平洋高気圧のヘリに沿って北上していくような形となっていて、この予想では直撃はなさそうです。

一方で、ヨーロッパの予報機関の予想を見ていきます。
27日午後9時にかけて日本の南へと西進していく予想です。

この予想ですと、太平洋高気圧が東西にまだ細長く勢力を強めており西に進んでいく予想。
このあとの進路がまだ出ていませんが、ここから急カーブしてやってくる可能性も否定できません。

――ヨーロッパの予想は当たりそうか?
台風の進路予測に関しては、ヨーロッパの予想が結構、確度が高いんですよね。ということで、この予想も注視していく必要があります。

――来週23日が祝日ですから、こういった情報も結構皆さん気になっていると思いますが。
秋台風になってきます。季節もだんだん秋へと進んでいきますが、一般的に秋台風というとこのような進路を取りやすいです。

列島を横断する進路ですね。
風台風というパターンも増えてくるので、大荒れの天気、暴風や高波などに警戒が必要となりそうです。