きょう=18日午前、大阪メトロ御堂筋線の梅田駅で、列車が通常停止位置を20メートル行き過ぎて停止するトラブルがありました。
運転士になって7か月の若手が自動停止装置を使わない手動運転の訓練を実施している最中だったということです。
乗客にケガ人はいませんでしたがこの列車を含めて7列車で最大およそ11分の遅れが生じ、およそ5600人に影響しました。

午前10時22分頃、御堂筋線梅田駅でなかもず発・箕面萱野行きの10両列車が通常停止位置を20メートル超え、停止を示す赤色を表示していた信号機からも5メートル行き過ぎて止まりました。

およそ450人の乗客にケガはありませんでした。この列車を含めて7列車で最大およそ11分の遅れが生じ、およそ5600人に影響しました。

列車を運転していたのは経験年数7ヵ月の若手乗務員で、ふだん使用しているTASC(列車自動停止装置)を使わない「手動運転訓練」の最中で、ブレーキの操作が遅れたため行き過ぎたということです。

大阪市高速電気軌道は今後、手動運転訓練では運転操作に十分注意し、経験の乏しい乗務員には乗務所助役が添乗して安全運転を指導を徹底するとしていて、「ご利用のお客様にはご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます」とコメントしています。

※TASC(Train Automatic Stop Control):御堂筋線で列車を駅に停車する際、可動式ホーム柵と車両扉の位置を確実に合わせるため用いられる装置

関西テレビ
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