アメリカの中央銀行にあたるFRB(連邦準備制度理事会)が0.25%の利下げに踏み切りました。
政策金利を決めるFOMC(連邦公開市場委員会)が2日間の日程で開かれ、FRBは17日、声明で最近の経済指標について触れ、「今年上半期の経済活動の成長が鈍化したことを示唆している。雇用の伸びは鈍化し失業率は小幅に上昇したものの、依然として低水準にある。インフレ率は上昇しやや高水準にある」などと指摘し、0.25%の幅で利下げを決定しました。
これは2024年12月以来、6会合ぶりの利下げです。
市場では今回、0.25%の利下げ決定は予想されていましたが、17日のニューヨーク株式市場はこの判断を好感し、取引時間中の最高値を一時更新しました。
トランプ大統領は15日、自身のSNSでパウエル議長を「遅すぎる」と批判し、利下げするよう圧力をかけていました。