2024年、首都高速道路で3人が死亡したトラック追突事故の裁判で、検察側は運転手の男に懲役8年を求刑しました。

降籏紗京被告(29)は2024年5月、埼玉・戸田市の首都高で渋滞の列にトラックで突っ込み、3人を死亡させたとして過失運転致死傷などの罪に問われ、起訴内容を認めています。

検察側は、「深刻な体調不良の状態で正常な運転ができていないと認識したにも関わらず、走る凶器と化したトラックを運転し、時には携帯電話で不倫相手とメッセージを送受信しながら運転を継続した」と指摘した上で「刑事責任は極めて重大」と非難し、懲役8年を求刑しました。

遺族らは裁判後の会見で、「まだまだ心が穏やかじゃない日が続く」と話しました。

判決は11月4日に言い渡される予定です。

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社会部
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