メジャーリーグ、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(31)が豪快弾で大台到達です。

2年連続となる第50号ホームラン。
この一打で、これまで誰も成し遂げたことのない新たな“50‐50”も達成しました。

まずは先発のマウンドに立った大谷選手。
2勝目をかけて挑んだ相手は、前の試合で地区優勝を決められたフィラデルフィア・フィリーズです。

すると初回から、いきなり注目の対決が実現しました。

打席には、ホームラン53本でナ・リーグのトップに立つシュワーバー選手。
大谷選手とホームラン王を争うライバルとの直接対決です。

初球からメジャー自己最速に並ぶ163.7km/hのストレートを投げ込み、ファウル。

その後ツーストライクに追い込むと、最後は高めいっぱいのスライダーで見逃し三振。
“投手・大谷”の勝利です。

同時にこれが今シーズン50個目の三振となり、50ホームランよりも先に50奪三振をマークしました。

その裏、今度はドジャースの先頭バッターとして打席に立つと、打球はセカンドへ。

相手は取りこぼしたボールを何とか拾い上げますが、大谷選手の快足を前に送球を諦め内野安打。
これで21試合連続出塁としました。

そして、投手としても5回を投げ無失点。
初のノーヒットノーランへの期待も膨らみましたが、ここで降板となりファンはがっかりしている様子でした。

その後の6回には中継ぎ陣が打ち込まれ、一挙6失点。
これにより“投手・大谷”の2勝目は消えてしまったものの、8回で今度は“打者・大谷”が沸かせました。

内角へのボールを豪快にはじき返すと、打球はライトスタンドへ。
史上6人目となる2年連続の50号です。

初回にマークした50奪三振と合わせ、メジャー史上初となる奪三振とホームランでの“50‐50”も達成。
二刀流でしか成し遂げられない奇跡の2年連続“50‐50”を決めてみせました。

大谷翔平選手:
(50号本塁打に)到達できるということは、それだけチームが勝つ確率が高くなるということだと思うので、いい状態を最後ポストシーズンに向けて合わせられれば最高なんじゃないかなと思います。

そのポストシーズンに向けて明かしたのは自身の役割です。

大谷翔平選手:
リリーフでいくということは、外野の守備に就かなければいけない状況もあったりすると思うので、しっかり対応できる準備をしたい。

投打に加え外野手として三刀流に挑む、まさにフル回転の大谷選手を見ることができるかもしれません。

フジテレビ
フジテレビ

フジテレビ報道局が全国、世界の重要ニュースから身近な話題まで様々な情報を速報・詳報含めて発信します。

報道スポーツ部
報道スポーツ部