人手不足が深刻な歯科衛生士の業界。業界にとって「金の卵」とも言える若者が次へ向けて新たな1歩を踏み出しました。
歯科衛生士の卵が臨床実習に進む前に、専用のキャップを授かる戴帽式。式に臨んだのは、岡山市北区の専門学校、岡山高等歯科衛生専門学院に通う37人です。木村里栄学院長から1人1人キャップを授かり、職業への意識を高めるとともに責任の重さを自覚していました。
(学生)
「先輩と関わったりしていくと思うので、いい勉強ができるように頑張っていきたい」
「人に頼られて信頼されるような歯科衛生士になりたい」
口の健康維持は全身の健康にもつながるとして、関心が高まる歯科医療。一方、少子化が進み歯科衛生士を目指す若者が少なくなっていて、歯科医院からの求人の倍率は20倍を超えています。
(岡山高等歯科衛生専門学院 木村里栄学院長)
「医療は携われば携わるほど自分の行っていることが社会の役に立っていると実感を持つことが多いので、頑張ってこの道を目指して志を持ってもらえる人が増えることを祈っている」
専門学校生は10月から約1年間、900時間の臨床実習に臨み、2027年に国家試験に挑戦します。