岡山市中心部に9月17日、大きなタンポポ畑が現れました。実はこれ、9月26日に開幕する現代アートの祭典、「岡山芸術交流」の作品の一つなんです。
直径10メートル、円形に敷き詰められた土に植えられていくのはセイヨウタンポポの苗、約3000株です。タンポポ畑をイメージしたこの作品は、メキシコ出身の建築家、フリーダ・エスコベドさんが手掛けるもので、緑の葉から黄色い花、そして、白い綿毛へと変わるタンポポを通じて、変化と循環を表現するということです。
(岡山芸術交流実行委員会事務局 矢吹大輔さん)
「注目されないような所に突然出てきたことで「なんだろう」という違和感や不思議な感じを味わってほしい」
(佐藤理子アナウンサー)
「岡山芸術交流は、日常に溶け込んだ作品を歩いて楽しんでもらうというのがコンセプトの一つ。この作品も後楽園から西に向かって歩いて約5分の空き地にある」
2016年から3年に1度、岡山市中心部で開かれている現代アートの祭典・「岡山芸術交流」。4回目となる今回は、9月26日に開幕し、10月24日までの約1カ月間、11カ国30組のアーティストの作品が、岡山市中心部の表町商店街や後楽園周辺などに展示されます。