(菅井貴子気象予報士が解説 午後6時40分現在)

◆アッケシソウが見ごろ
 網走市の能取湖は、日本最大の「アッケシソウ」群生地です。
 道東の秋の風物詩でもありますが、
 深紅に色づくその姿が、サンゴを思わせるため、
 別名「サンゴソウ」とも呼ばれています。
 今年は猛暑の影響も受けず、先週から最低気温が15℃を下回るようになり
 一気に色づきが進みました。
 地元の観光協会によると数年ぶりの鮮やかさだそうです。
 来月初旬まで見ごろが続きそうです。

◆あす17日(水)の天気
 寒冷前線が通過するため、
 未明から昼前にかけて、大気の状態が非常に不安定です。
 日本海側は、竜巻などの激しい突風、雷雨、ひょうのおそれがあります。
 道北は、短時間に激しい雨が降り、宗谷地方では最大雨量が80ミリです。
 浸水や冠水の被害にもご注意下さい。
 札幌も、朝は天気が崩れますので、通勤、通学は、土砂降りかもしれません。

◆あす17日(水)の気温
 雨がやむと、風が強まりそうです。
 秋を運ぶ、ひんやりとした風です。
 最高気温は、全道的に、前日より3℃~5℃低く、
 札幌は24℃、旭川は23℃です。
 半袖一枚だと肌寒く感じるかもしれません。

◆札幌の10日間予報 17日(水)~26日(金)
 18日(木)~20日(土)にかけて秋晴れが続くでしょう。
 一日の気温差が大きく、朝晩は肌寒く、日中は日なたでは汗ばむぐらいです。
 この時期は、重ね着などが良さそうですね。
 週末から秋の彼岸を迎えますが、暑さから解放され、日中もしのぎやすくなりそうです。
 クーラーやエアコン、扇風機を片づけなど、季節の準備も進めておきましょう。

◆全道の週間予報 17日(水)~23日(火)
 今週後半は、晴天が続きますが、上空に寒気が流れこみ、
 季節が進みそうです。
 最低気温は、内陸部で1桁となりますので、
 厚手の上着のほか、ストーブの点検など、寒さの準備も進めておきましょう。 
 山の紅葉は進み、山頂付近では、初雪が降ってもおかしくありません。
 21日(日)~22日(月)にかけては、広範囲で雨が降り、雨量が多くなる所もありそうです。

北海道文化放送
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