奥能登豪雨の発生からまもなく1年です。
地震と豪雨による二重被災そして、今年は猛暑による水不足。さまざまな苦難を乗り越え輪島市の白米千枚田で今年も稲刈りが始まりました。
稲垣アナウンサー:
「輪島市白米千枚田、復興2年目の稲刈りが始まりました。夏の猛暑による水不足などを乗り越え棚田250枚が黄金色に実りました」
雨の影響で2日遅れとなった今年の稲刈りには、地元白米千枚田愛耕会のメンバーや県外からの稲刈りボランティアなど約100人が参加しました。
ボランティア達は愛耕会メンバーから鎌の使い方等を教えてもらった後一束一束、稲を刈っていきました。
子供は:
「たのしい!」Qどんなところが楽しい?「刈ったりするところ」
学生は:
「去年よりも(棚田の)枚数が増えて刈り取る面積も増えてだんだん復興していくんだなと思って。そういう場面に加われて光栄な気持ちです」
ここまでにはさまざまな苦労がありました。
去年9月の奥能登豪雨。地震後に修復した棚田に大量の土砂が流れ込み、少しずつ歩んできた復興への道のりは振り出しに…。
それでも、白米千枚田愛耕会のメンバーは諦めず一歩一歩、再び棚田の修復を進めてきました。
白米千枚田愛耕会 白尾友一会長:
「田んぼを見たくないと思うくらいの落ち込みだったんですけどみんなの力を借りてここまで来たなって感じです」
そして、迎えた稲刈りの日。
夏の猛暑による水不足も乗り越え、棚田250枚が黄金色に実りました。
刈り取り前の雨で再び、棚田の一部が崩れるなど被害がでましたが、出来は上々です。
愛耕会の白尾会長が思うのは…
白尾友一会長:
「本当に「感謝」です」Qおいしく仕上がっている?「もう早く食べてみたいですね。みんなと食べてみたい」
度重なる苦難を乗り越え実った稲。
はざ干しして、11月頃に道の駅千枚田ポケットパークで販売されるということです。