米沢市で元プロ野球選手を招いた野球教室が開かれ、市内の中学生が直接指導を受けた。
この野球教室は、米沢松岬ライオンズクラブの50周年記念事業として企画されたもので、市内の中学1年生・2年生約80人が参加した。
コーチを務めたのは3人の元プロ野球選手。
楽天OBの森山周さんは、内野守備のポイントを細かく指導した。
(森山さん指導・実演)
「グローブを落として、落として。ボールと合わないと思ったら下がっていい」
同じく楽天OBの塩見貴洋さんは打撃を指導。
足の位置や体重移動などのポイントを伝えた。
(塩見さん指導・実演)
「足をまわす。足をまわしたら腰がまわってきて、腕が遅れて出てくる。こっちの方が遠心力を使えていいバッティングができる」
ブルペンでは、2004年に最多奪三振のタイトルを獲得した新垣渚さんが、投球フォームを間近でチェック。
視線や足の向きなど、細かいポイントをアドバイスしていた。
(中学生)
「緊張しました。プロ野球選手はすごいなと思いました」
「顔が投げた後にブレてしまう。『最後の捕球面まで見ろ』と言われて直すことができた」
(元ソフトバンク・新垣渚さん)
「東北と言えば、大谷翔平選手という海外で頑張っている良い見本がいる。第二の大谷選手が東北・山形から出てきてくれたらうれしい。頑張ってほしい」
プロ野球で活躍した選手たちから、丁寧にプレーのポイントを教わった中学生たち。
これからの活動につながる貴重な経験となったようだ。