3連休最終日の15日、列島各地で午後から天気が急変。局地的なゲリラ雷雨となりました。
このあと東京でも急な雷雨に注意が必要です。

午後3時、ゲリラ雷雨で道路が一面冠水した福岡・大野城市。
ショッピングモールも売り場が水浸しに。

一方、広島県を襲ったゲリラ雷雨で、山陽新幹線は岡山-広島駅間で一時運転を見合わせました。
連休最終日の広島駅では、改札前に多くの旅行客が立ち尽くし、案内板を見上げていました。

山陽新幹線は午後4時過ぎに運転を再開しました。

連日不安定な空模様が続く中、3連休でにぎわう東京・自由が丘駅前では、「当面の間休業」と書かれた駅前の商業施設の看板の前で足を止め見つめる多くの人の姿が。

11日、1時間に134mmの猛烈な雨が降った東京・目黒区。
自由が丘駅前の商業施設も浸水し、大きな被害を受け休業を余儀なくされました。

買い物客は「買い物に来ようと思ったら休みだったので、どうしようかなって」と話しました。

駅周辺では、今も多くの店が臨時休業のまま。
駅にほど近い雑居ビルの地下にある飲食店「魚三四味家 自由ヶ丘店」も片付け作業に追われていました。

仕込み時間中を襲ったゲリラ雷雨。
すさまじい勢いで流れ込んだ雨水で店内はぐちゃぐちゃに。
床には今も、から揚げに使う予定だったマダイの頭部が散乱していました。

魚三四味家 自由ヶ丘店・鈴木拓朗店長:
(Q.これは?)冷蔵庫、浮いちゃった。(復旧)1、2カ月はたぶん無理じゃないかな。

地下1階にあったゴルフスタジオも冠水し、地上すれすれの位置まで雨水で埋まりました。

自由が丘ゴルフスタジオ・吉川高広代表:
(Q.水の量)400トンって言ってた。隣のビルから電気借りて、(ポンプ)動かしてる感じ。

一方、三重・四日市市では12日の夜、観測史上最大となる1時間に123.5mmの猛烈な雨が降り、市内が冠水。

大雨で市の中心部にある地下駐車場は浸水。

ドライブレコーダーが浸水している状況を捉えていましたが、この車を運転していた男性は「車高の高い車だったから何とか脱出できた」としています。

駐車場は地下2階部分は完全に水没し、地下1階も1メートル近く浸水。
現在も200台以上の車が残されているということです。

駐車場の管理会社は「排水ポンプが効かないほどの想定外の大雨だった」と説明します。

駐車場を管理する「ディア四日市」・須藤康夫常務:
あっという間の冠水で、どう対応もできなかった。原因については今まだ全く解明について着手できていない。

15日もこのあと雨雲が関東に広がり、東京都心でも急な雷雨になりそうです。
帰宅の際など道路の冠水や突風などに十分な注意が必要です。