2025年、過去最高の訪日外国人旅行者数を記録した7月。
都内のホテルでは、外国人観光客に向けて新たなサービスを導入しました。

「イット!」が14日に取材したのは、東京・江東区にある「東京ベイ潮見プリンスホテル」。

実はここ、何と宿泊客の約85%が外国人観光客で占める“85%インバウンドホテル”なんです。
チェックイン時にはたくさんの外国人が並び、ホテルスタッフも英語で対応。

ホテルでは「お土産、お土産、お土産とお土産」「東京、京都、大阪、奈良、日光最後にまた東京に来たよ」と日本を堪能する外国人観光客の姿が見られた一方、「日本だと病院どこに行けばいいかわからないんだ」「言語が通じなくて不便」と“言葉の壁”や日本の“医療”に対する不安の声も聞かれました。

外国人観光客が日本の医療逼迫(ひっぱく)の要因の1つだと話す金町駅前脳神経内科・内野勝行院長は「他の業種と比べて医療はずっと日本国内の患者さんを中心に対応してきたので、(外国人患者への医療整備が)まだ追いついていない」と指摘します。

「東京ベイ潮見プリンスホテル」では、24時間いつでも医師とマッチングできるオンライン診療サービス「HOTEL de DOCTOR24」を導入。

ホテルに設置してあるQRコードを読み込み、個人情報と症状を入力すると、5分以内にマッチングし、その場でオンラインで受診ができるサービスです。

エムスリーキャリア株式会社 開発リーダー・岩井眞琴さんは「(訪日外国人が)どうしても救急にアクセスしがちになっている。そこで不要不急の救急を削減するためにも「HOTEL de DOCTOR24」が役に立つ」と話しています。